注意点

ネーミングを作成するうえでは、まず以下の点に注意しましょう。

自他商品の識別力を有すること!

商品やサービスの一般名称・品質等の表示は原則商標登録することができません。

すでに他人が同一または類似の商標を出願・登録していないか!

商標調査を有効に行いましょう。

他人の著名な商標や商号でないこと!

商標登録されていなくても不正競争防止法上、問題となるものもあります。

原産地表示や品質の表示に虚偽や誤認のないもの!

商標中にこれらの表示を含む場合、該当する表示と異なる商品やサービスにおいての使用はできません。

公序良俗に反するものではないこと!

国内においてこれに該当するものは勿論ですが、外国において意味やイメージの悪い言葉もありますので、特に、海外での権利化を視野に入れる場合は注意が必要です。

評価ポイント

ネーミングが出来上がったら、以下の点を精査してみましょう。

商品のイメージ・コンセプトに合っているか

 

消費者に覚えてもらえるか

→音感や語感がよい。
→商品の内容や特性などを間接的に連想させるものは、商標と商品の関係が一体的に把握される。

長期的に使用できるか

→流行に流されず、飽きのこない言葉であるか
→商品やサービスの品質等を表す言葉に近い語で、希釈化する恐れはないか

※独創的な語である場合も、浸透・周知度によっては、一般名称化する場合がありますので、登録後も、
商標としての主張や管理・防御の対策が必要となります。

他社の商品やサービスと差別化できているか

→イメージや響きなどが似ていないか

※法的な面がクリアされても、イメージなどが似通っていると、商標の出所表示機能が弱まり、
他に顧客吸引力が奪われる恐れもあります。